KAMIOBORO
Akkeshi, Hokkaido

100年前の写真が語る故郷
故郷への想いは、時間を越えて心に響きます。約100年前に撮影された一枚の写真が、故郷の歴史を今に伝えてくれます。
私の故郷は北海道厚岸町。豊かな自然に恵まれた、人口約8,000人の小さな港町です。
厚岸町の基幹産業は、漁業と農業(酪農)となっており、この2つの産業が町の経済の中心を支えています。特に厚岸湖、厚岸湾で育つ牡蠣(カキ)は全国的にも知られています。最近はウィスキーづくりも盛んで、厚岸蒸溜所のウィスキーは高い評価を受けています。
偶然手に入れた一枚
古い写真や資料を収集するのが趣味の私。今回、特別な一枚を手に入れました。約100年前に撮影されたと思われる写真です。写真の裏には「厚岸湾月町石岡写真 研?(館?)」という文字が。湾月町は厚岸町内の地名で、そこに写真館があったと推測されます。撮影された場所は、上尾幌付近で撮影されたものと推測されます。

100年前から続く写真文化
この写真を見て驚いたのは、100年も前の小さな町に、すでに写真文化が根付いていたということ。当時の厚岸にも写真館があり、人々の大切な瞬間や思い出を記録していたんですね。時代は変わっても、何気ない日常や思い出を残したいという気持ちは変わらないのだと感じました。
小さな港町・厚岸町。漁業と酪農という基幹産業は今も昔も変わらず、この町を支え続けています。そして100年前の写真が教えてくれるのは、時代を超えて受け継がれる文化の大切さ。故郷の歴史を知ることで、改めてこの町の魅力を再発見できました。


